■ 化石採集余話です!! ■



 第二話 -やまさんと桂沢で逢う- 
平成13年6月23日私は、三笠市桂沢ダム近くの桂○橋にいました。
倶楽部の巡検下見をしていたのです。
この場所は、前年に橋周辺の補強工事があり河原へも下りやすく、素人には大変都合の良い場所です。
今までも倶楽部では何度も採集に訪れています。
下見を終えて帰ろうとした時、一人の男性がリュックを背負って下りてきました。

「ほう、誰か採取に来たんだな」と私は思い近づいて来た男性とお互い話を交わしました。
そうです。この人こそがやまさんです。

YMさん「どうですか、何か採れましたか?」
私「人がたくさん来ているらしくあまり無いですね。」
YMさん「今夕張方面も行って来たのですが熊出没の看板があって奥まで行けませんでした。」
私「私達も、これから夕張なんです。」
YMさん「私は、昨日東京から一人で来たのです。」
私「えっ、東京からわざわざですか?」
YMさん「旭川空港からレンタカ−を借りて来ています。」
YMさん「明日帰るんですよ。」

私は、すごい人がいたものだと思いました。わざわざ東京から旭川空港までの飛行機代の往復と、レンタカ− 代、それに宿泊費をかけて・・・・・・
優しそうな顔をしていたやまさんの目がキラリと輝いたのを覚えています。
ラテンだ---- ! スペインだ---- ! イタリア的だ---- ! (つまり情熱的ということです。)

私は、初対面では結構、小心者なので、(女性は全然大丈夫です。笑)
やまさんも 一人で来ていましたので大物しか興味をもたない化石業者かな、最初は何か妖しい化石業者だろうと思っていました。
話をしているうちにやまさんの化石採集の情熱に感動していました。
上には上がいるものだと思いました。(脱帽です。)
化石の採取場所をやまさんより聞かれましたので、私の持っていた「札幌の自然を歩く」「空知の自然を歩く」 という本を貸して上げて、連絡の電話番号、名刺を交換し別れました。
私達もこの後、夕張方面の下見もあったので行く事にしたのです。

その後、10月に再びやまさんが東京から来旭し、私達倶楽部員と一緒に羽幌化石採集へ行きました。
私なんかは、旭川にいて化石採集はいつでも行く事が出来ます。恵まれていますね。
「情熱の男」やまさんが、今年も再び来旭します。・・・×○△□


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